01

エンターテイメントの力で、まだ見ぬ個性を光り輝かせたい

エンターテイメントの力で、まだ見ぬ個性を光り輝かせたい

CEO矢嶋 健二

価値が定義されていない何かに光を当てる

世の中を、もっと面白がろう。
TWIN PLANETが創業時から現在まで変わらず大切にしてきたのは、常に好奇心を持つという姿勢です。世界を見渡すとメタバースやWeb3.0など、エンターテイメントを取り巻く潮流の変化はとどまるところを知りません。その中で生まれる流行と呼ばれるものは、現代を生きる人々が面白いと感じる普遍的な空気を備えています。私たちの仕事は、それをゼロから生み出すのではなく、既に存在しているヒトやコト、モノの中から、自らのアンテナで魅力を感じる個性を見出し、新たな角度から光を当てて輝かせること。まだ見ぬ魅力を秘めた個性に気づくためには、まず私たち自身がミーハーでなくてはならないと考えます。

かつて、渋谷の女子高校生を「情報発信力を持ったオピニオンリーダー」と位置付けてギャルマーケティングを展開したように、まだ価値が定義されていない何かに価値を与え、社会に伝え広めていく。それが当社の考えるエンターテイメントのあり方なのです。

あらゆるコンテンツがアートになる時代へ

創業15年の節目を経て、17年目に入った今、当社の掲げる新たなキーワードが「アート」です。従来、イラストやアニメ作品の多くは、秋葉原に代表されるサブカルチャーの象徴として捉えられてきました。例えばそれを、トレンドの発信地・表参道にあるギャラリーで、独自のテーマ性を持たせて展示するとどうなるでしょうか?場所や見せ方を変えることで鑑賞に訪れる客層が変わり、作品への評価が変わり、1枚のイラストがアートに変容する可能性が生まれます。小学生の描いた絵にNFT(非代替性トークン)で高値がついたニュースが話題になりましたが、今や創作物の価値を決める絶対的な基準は存在しません。

つまり、発信側のクリエイティビティと編集力次第で、絵に限らずあらゆるコンテンツが無限の可能性を秘めたアートになり得るということ。そんな時代こそ、メディアやジャンルを飛び越えてエンターテイメントを手がけてきた私たちの果たす役割は、一層重要になるでしょう。TWIN PLANETが世の中に届ける「次の新しい空気」にぜひご期待ください。

掲載記事

「ヒト・モノ・コトをコンテンツ化する」(日経トレンディ2024年3月号)

https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00325/00032/

We are Mood Makers